歯周病 periodontal
歯周病治療の基本は毎日の歯磨きから
歯周病治療の基本は、毎日の歯磨きと歯科医院における歯のお手入れです。
歯周病が軽度のうちは、自分でも気づかないことも多く、知らず知らずのうちに歯周病が進行します。毎日欠かさず歯磨きを行い、歯周病の進行状況のチェックや、取り切れない歯の汚れを除去するために「定期検診」を受診しましょう。
歯周病が重度になってしまうと、歯がグラグラしてやがて抜けてしまいます。
80歳になっても自分の歯で噛めるように、根気よく歯周病の予防や治療を行うことが大切です。
歯周病がおよぼす健康への影響
歯周病の原因は、歯周病を引き起こす数々の細菌です。
じつは、歯周病菌の影響はお口の中だけにとどまらず、全身のさまざまな健康へ影響します。
【歯周病の影響を受けること】
- 脳梗塞
- 心臓病
- 糖尿病の悪化
- 肺の病気
- 早産・低体重児出産 など
歯周病は、40代以降に気をつけなければならない疾患ではなく、子どもも含めて全年齢で注意が必要な疾患です。
特に、妊婦さんはホルモンバランスの変化により、妊娠していないときよりも歯周病にかかりやすくなります。つわりの症状が落ち着き次第、歯科検診を受診してください。
歯周病のセルフチェック
上記の症状に一つでも当てはまる方は、歯周病の症状を疑います。
鏡を見ながら、歯ぐきの色や歯の長さを含めてチェックしてみてください。
歯周病の進行
歯周病は、歯と歯ぐきの間に溜まったプラークをエサにして、歯周病菌が増えることで症状が進行します。症状が進行すると、やがて歯が抜け落ちる疾患です。
初期の歯周病
最初は、歯磨きをした時に少し出血する程度です。
進行すると、歯周ポケットがだんだん深くなっていきます。
歯周ポケットが深くなれば汚れもたまりやすくなり、さらにお口の中の歯周病菌が増えてしまうため「歯周病基本治療」が必要です。
重度の歯周病
歯周病を放置すると、やがて歯ぐきが赤黒く変色し、歯ぐきが下がってしまいます。
重度の歯周病の場合は、メスや麻酔を使った外科手術を行うことになりますので、早期発見、早期治療をおすすめします。
歯周病が手遅れになってしまったら義歯が必要
歯周病が手遅れになると、歯を支える歯槽骨まで溶けてしまい歯を失います。歯が抜けてしまった場合は、若い方でも入れ歯やブリッジ、インプラントなどの義歯が必要です。
歯が抜けたままにしておくと、残った歯がズレてしまい歯並びに影響します。
当院では、入れ歯やインプラントについてのご相談も承っておりますのでご相談ください。
歯周病治療の流れ
歯周病は、定期検診で歯周ポケットの深さをチェックすることでわかります。
歯周病治療の流れをご紹介しますので、ご自身の歯を守る参考になさってください。
検査を行います
歯周病の進行状況を確認するために、定期検診で検査を行います。
プロープという器具を使って、歯周ポケットの深さを測り、必要に応じてレントゲンや口腔内写真の撮影を行い、症状を診断します。
カウンセリング
カウンセリングを行い、現在のお口の症状や治療方針についてお伝えします。治療についてご不明な点がある方は、遠慮なくご質問ください。
歯周基本治療
軽度の歯周病の場合は、毎日のブラッシングと定期的な歯科医院におけるクリーニングを行う「歯周基本治療」を行います。
歯科医院では、歯科衛生士によるクリーニング(スケーリングやPMTC)を行い、汚れが残りやすい場所についてお伝えします。
上手な歯の磨き方についてもアドバイスいたしますので、日々のお手入れに取り入れてみてください。
歯周外科治療
歯ぐきの中に汚れが入り込み、クリーニングだけで汚れが取り切れない重度の歯周病には「歯周外科治療」を行います。
【歯周外科治療の名称】
・フラップ手術→歯ぐきを切開して汚れを取り除きます
・再生治療→歯ぐきや歯槽骨を再生させる治療です
メンテナンス(定期検診)
歯周病治療を終えた後も、メンテナンスで口腔内の衛生環境を維持することが大切です。
定期検診の間隔は、歯周病の症状に合わせてご案内いたします。
歯周病の症状が落ち着いている場合でも、メンテナンスには、年に3~4回程度お越しいただくことをおすすめします。
歯周病の治療や、定期検診は「あいざわ歯科クリニック富沢西」へ、予約を取ってお越しください。
便利なWEB予約もご利用いただけます。
※初めての方はお電話でお問い合わせください。