コラム COLUMN
子どもが受動喫煙で歯肉炎に!家庭内で対策を
皆さん、こんにちは。
「あいざわ歯科クリニック富沢西」です。
ご家族の中で喫煙の習慣がある方はいらっしゃいますか?
喫煙ががんや呼吸器官の病気を引き起こすことはよく知られていますが、歯周病を発症する率もとても高いのです。
本人だけでなく、まわりの人にも同じような、またはそれ以上の影響を与えてしまうのが受動喫煙の怖いところです。
さらに、年齢が低いほど受動喫煙の影響を受けやすいという事実もあります。
歯ぐきが全体的に茶色くなっていたら、歯肉炎にかかっている可能性が高いです。
身近な方に喫煙の習慣があるお子さまほど、歯肉炎になりやすいとされています。
たばこに含まれるニコチンは、血管を収縮させるので、酸素や栄養が十分に行き渡らなくなり、歯肉炎を引き起こします。
また、免疫力を低下させる性質もありますので、歯ぐきを健康な状態に保つことが難しくなるのです。
他にも、歯ぐきが黒ずんだり、口臭があったりなどの影響が報告されています。
たばこから出る煙や喫煙者の吐き出した煙を吸う「受動喫煙」の危険性は周知されていますが、じつは「三次喫煙」にも注意が必要です。
その場にたばこを吸っている人がいなくても、カーテンや家具などに付着した有害物質が体内に入る
「三次喫煙」でも、健康被害を受けることがわかってきました。
室内に誰もいないからとたばこを吸っていると、お子さまの大好きなおもちゃやぬいぐるみにも有害物質が蓄積されていくのです。
お子さまの近くではたばこを吸わないでくださいね。
また、吸った後しばらくは呼気にも有害物質が含まれますので、すぐにお子さまを抱っこしたり顔を近付けたりするのはやめましょう。
お子さまが使用する部屋では喫煙しないなどの対策が有効です。
大切なお子さまを受動喫煙のリスクから守るために、できることからはじめましょう。
歯肉炎が疑われる場合は、できるだけ早く歯科医院を受診してください。
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